甘々、デレデレ、女の子。
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たった今、アマゾンで注文した中山可穂氏の「サグラダ・ファミリア」を読み終えたところです。
彼女の小説のいいところは好印象のゲイや好印象のゲイでない人やかわいらしくも生々しい子供なんかが登場するところにあるように思います。
あと、情熱的な愛やら恋やらのぐちゃぐちゃも魅力的ではあります。
主人公が誰かにメロメロになっていく描写なんかは、読者の心をぐぐっとひきつけて、ガリガリ読み進ませる力を持っているように感じます。
ただ、作中の様な恋をしたいとはあまり思いません。
あそこまで自分の全部を動員して、己がすり減るのも構わず、ただひたすらに愛をむさぼるような体力気力は持ち合わせていないので。
ただ、それは作中の登場人物たちも同じではないかと思います。
それでも彼女たちは愛せずにはいられないんでしょう。
そして、そんな人々の感情をダイナミックに表現できるからこそ、中山氏のかく小説は魅力的なんだと思います。
というわけで今日のキーワードは「ヘミングウェイ・ペーパーの謎」です。
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