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甘々、デレデレ、女の子。
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駅から大学へと続く道が、急な坂道で、はっきり言って、行く気を失います。

あんな傾斜、もはやバラエティ番組でも見かけません(クイズに間違えると、芸人の乗っている滑り台の傾斜が急になって、その下の水か小麦粉に落ちるやつ)。唯一見かけるのが、年末年始頃にやっているTBSの「筋肉番付」の1stageの反り立つ壁ぐらいです。

僕と同様にして、通っている学生はみんな思うんでしょうが、なんであんな丘、というかあんな山の上に大学を建てたんでしょう。最近建てたなら、駅前の平地では資金も敷地もないでしょうから理由はわかりますが、そこら辺一帯が、ただの畑や荒れ地しかなかった大昔に、なんであんな辺鄙な場所に建てなければならなかったのか。

怒りとともに当時の創設者に問い質したいですし、さらに言えば、過激な方法を用いてでも計画を変更させたいです。

夏目漱石は、『草枕』の冒頭で、主人公に山路を登らせながら、人生について考えさせますが、創設者も坂道を登る学生に「学問の道は、長く険しいのだ」とか「まず、足腰から鍛えねばならん」とか訓示したかったんでしょう。そのとき、「坂道」は、象徴として作用するわけですが、当然、実際的な苦痛を伴うわけですから、こっちとしては堪ったもんじゃありません。

モダン的な教養主義者のアカデミズムなんて失墜してしまえばいいんです。もちろん、こちらも象徴的なだけでなく、物理的な地盤沈下で。大学に通じる道が平坦であること。それこそが、真に「開かれた大学」でしょう。ただ、たとえ通いやすくなったとしても、大学に通うこと自体が有益かどうかは、依然として不明です。

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